もしも猫のタムラさんがオカリナを吹く名人だったら

2010年5月24日月曜日

猫のタムラさん劇場


ポンチョ:「やあ、みんな!初めまして!」

ネネール:「わたしは2回目」

ポンチョ:「ぼくは南米ペルーからやってきたんだ」

ネネール:「わたしはネネール星からよ」



ポンチョ:「え!君は宇宙猫なの?」

ネネール:「そうなの。そしてね、タムラさんとお友達なの」

ポンチョ:「タムラさん?」

ネネール:「毛だらけの猫。あなたも毛だらけね」

ポンチョ:「ぼくはフェアトレードのお店にいたんだよ」

ネネール:「じゃあ、おみやげがあるの?」



ポンチョ:「これさ!ペルーのオカリナだよ」

ネネール:「わあ、模様がとても素敵だわ」

ポンチョ:「ぼく、吹けるんだよ」

ネネール:「さすがね。ナスカの風を感じるわ」



タムラさん:「ちょっと、あんた誰?」

ポンチョ:「わっ!!君がタムラさん?」

タムラさん:「くんくん・・・くんくん・・・」

ポンチョ:「ぼくはアルパカの毛糸から生まれたんです」



タムラさん:「なんか・・・病みつきになるわ・・・・くんくん」

ポンチョ:「わわ!くすぐったいよ~」

タムラさん:「とまらないわ」

ポンチョ:「タムラさん、オカリナ吹きませんか?」

ポンチョはオカリナを貸してあげた。

しかし何も起こらなかった。

・・・は冗談で↓



タムラさん:「何これ?これがオカリナ?」

ポンチョ:「あっ、そんな乱暴に扱っちゃいけません」

タムラさん:「このザラザラ感がたまらないわ!」

ポンチョ:「ああ~・・・だめだこりゃ」



ネネール:「あのう・・・」

タムラさん:「あ!毛玉クマがオカリナ持って逃げたわ!」

ネネール:「あのう・・・」

タムラさん:「なによ・・・あ!ネネール。どしたの?」

ネネール:「オカリナは繊細なんです」

タムラさん:「あたしだって吹けてたじゃない!」

ネネール:「あれは鼻笛ですよ・・・」

タムラさん:「トトロより吹けてたじゃない!」


タムラさんはオカリナ名人になれなかった。

ネネールがタムラさんを説得しているあいだ、

ポンチョはオカリナをどこかに隠した。

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というわけで、フェアトレードのお店では様々な国の雑貨や
コーヒー豆、工芸品がそろっていて、お買いものをすることで
現地の生産者の支援や応援につながっていきます。

みなさんも地域のお店に出かけてみてくださいね!

ポンチョくんは指人形です。かわいいでしょ☆

タムラさんは、ポンチョくんとオカリナにかぶりついて鼻スリスリ、
よっぽど気に入ったんですね~


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