プチエッセイ 1 キャンドルの灯

2010年1月18日月曜日

エッセイ


自分を見つめるひととき

作家ブログを休止して、空ハチブログにエッセイを書くことにしました。週1~2回の連載にする予定です。

☆☆☆☆☆☆

円柱形の大きなキャンドルに灯をともして、こんな形になってきました。
寝る前、居間の照明を消し、キャンドルの明かりだけでしばらく過ごす……という日を続けています。

オレンジ色の温かな色が、優しく揺れているのをぼんやり眺めていると、とてもゆったりしてくるのです。

人は、一日中考えては判断し、行動しています。
脳がエンジンだとしたら、身体は車のボディ、手足はタイヤ、目はフロントガラスにミラー。そして心は・・・その車を運転する「私」。

だから、エンジンキーを管理できるし、車のメンテナンスだってできる。タマはそう考えます。
ガソリンやオイル、バッテリーは食べ物や精神的な栄養素、と言えるでしょう。

昔は、自分に対して無責任な部分がありました。楽な方ばかり選択したり、苦しいと環境のせいにしたり。メンテナンスなんて面倒!ほったらかしでした。

でも運転席に座れるのは自分だけなんだ、と思うとちょっとだけ気持ちがしっかりしてきたのです。
シートは完全にオリジナルで、誰のお尻も合いません。自分のお尻がぴったりなのです。

脳のエンジンは、オーバーヒートしていないかな?
バッテリーはあがっていないかな?

車内に、ゴミをいっぱいためていないかな?
目のフロントガラスは、曇っていないかな?

冬なのに、夏タイヤはいていないかな?
洗車、忘れていないかな?

一日中、速度オーバーで走っていないかな?
運転サボって、言い訳していないかな?

アイデアがさっぱりでない!走らなきゃいけないのに!でも、あせらない、あせらない。
疲れたら、運転しないでひと眠り。駐車場は色々。トイレだったり、湯船だったり、公園だったり。

怒られた。気分は真冬。運転したくないよ。それなら、ヒーターで温まって、音楽を聴こう。

寝ているときもアイドリング状態なのだから、私と私の車、本当に偉いよ。ありがとう。


静かな夜に、キャンドルの灯は、一日中走り続けた車をいたわる優しさがある。タマはそう感じているのです。

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