読んで、感じてみませんか。
タマです。少し元気になりました。寝ているところへ休日の弟タマヒコが、ロールケーキを買ってきてくれました。・・・のどに優しいホイップクリーム。
そんなクリームみたいなお話を、今日はご紹介します。
『ふたりはともだち』 アーノルド・ローベル 作 三木 卓 訳 1972年
シリーズで何冊かあります。
短いお話が5つほど入っていて、そのうち「おてがみ」は国語の教科書に出ていましたね。
最近は、いかに幸せをつかんでその他大勢より頭ひとつ、いやそれ以上抜きんでるか、そのハウツー本が書店にずらりと並んでいます。
でもこのお話を読めば、しあわせはすでに自分の中にちゃんと座っていて、呼ばれるのを待っているんだということが分かります。
ちょっとおっちょこちょいで、落ち込みやい、でも誰よりもかえるくんが大好きな、がまくん。
ランチのサンドウィッチ作りや、ボタン付けが得意です。
そんながまくんをさりげない方法で元気づけ、楽しませるかえるくん。決してがまくんのことを否定しません。最後はいつも、二人でしあわせな気分になるよう、がまくんのそばにいるのです。
タマは、国語の時間、先生の話を聞いていませんでした。今勉強中の物語はとっくに読み終わっていて、他の作品を読んでいました。
収録されていた「おてがみ」は何十回も読みました。
ぜひ、声に出して物語を読んでみましょう。すると、がまくんは自分によく似ていると気付くでしょう。そして、みんなかえるくんのような友達こそが「親友」だと感じるでしょう。
でも・・・。
もしあなたががまくんとよく似ているなら。
かえるくんは、すぐそばにいます。
あなたの内側に、いつでもいっしょにいます。
あなたに、あなたという親友がいるのだと気付かせてくれる絵本です。
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6 件のコメント:
体調大丈夫ですか!
おだいじに!
この本小学校一年生で
習いました!
大好きなお話で
先生にあててもらって
教室で読むのが楽しくて
仕方なかった記憶があります。
こんなタイトルだったんだぁ。
懐かしいなぁ。
ありがとうございます。
あ、なんだか懐かしい。
兄くまりんの教科書に載ってたのかな。
教科書のお話って結構面白くて好きだったなぁ、
今でも覚えてるのってありますもの。
私も国語の時間に授業と違うところを読んでた生徒ですねぇ(笑)
そのうち本すら違うってことになっていきました。
KISAさんへ☆
タマはずっと「かえるくんのてがみ」という単独作品だと思っていて、探しても出てこないはずですよね(笑)
ようやく見つけたのが2~3年前のことでした。
どの話も、読めばいつも泣いています。
笑いながら泣くのって、なかなかないです。
こんな、いつまでも愛される作品を書きたいなあ、と思いました。
くりぃむぱんさんへ☆
おお、くりぃむぱんさんも「授業中は他のところを読む」派でしたか!
タマも国語の教科書に載っている作品は好きなものが多いです。
つまらないのは随筆の抜粋。全部掲載しなければ面白くない(笑)
本と漫画本を重ねて読んでいる人もいたなぁ・・・
この本、持っています。今度読み返してみよう。
子供の頃はかえるくんはやさしいなぐらいの認識だったのですが、人生の後になって読み返すにつれ、このシンプルなふたりの関係がどれだけ貴重かということが見えてきます。
たにやんさんへ☆
この絵本、お持ちでしたか!素晴らしいです☆ぜひ、もう一度開いてみてくださいね♪
たにやんさんのおっしゃる通り、本当にがまくんとかえるくんの関係はシンプルです。そして、生涯得られるかどうかわからないくらい、貴重な関係なんですよね。
こうしてコメントしている間も絵と文を思い出して泣いてしまいます。
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