今、大人だからこそ絵本を開こう。絵本紹介1

2010年2月11日木曜日

読んで、感じてみませんか。

タマです。少し元気になりました。寝ているところへ休日の弟タマヒコが、ロールケーキを買ってきてくれました。・・・のどに優しいホイップクリーム。
そんなクリームみたいなお話を、今日はご紹介します。

『ふたりはともだち』 アーノルド・ローベル 作 三木 卓 訳 1972年 

シリーズで何冊かあります。


短いお話が5つほど入っていて、そのうち「おてがみ」は国語の教科書に出ていましたね。

最近は、いかに幸せをつかんでその他大勢より頭ひとつ、いやそれ以上抜きんでるか、そのハウツー本が書店にずらりと並んでいます。

でもこのお話を読めば、しあわせはすでに自分の中にちゃんと座っていて、呼ばれるのを待っているんだということが分かります。

ちょっとおっちょこちょいで、落ち込みやい、でも誰よりもかえるくんが大好きな、がまくん。
ランチのサンドウィッチ作りや、ボタン付けが得意です。

そんながまくんをさりげない方法で元気づけ、楽しませるかえるくん。決してがまくんのことを否定しません。最後はいつも、二人でしあわせな気分になるよう、がまくんのそばにいるのです。


タマは、国語の時間、先生の話を聞いていませんでした。今勉強中の物語はとっくに読み終わっていて、他の作品を読んでいました。
収録されていた「おてがみ」は何十回も読みました。

ぜひ、声に出して物語を読んでみましょう。すると、がまくんは自分によく似ていると気付くでしょう。そして、みんなかえるくんのような友達こそが「親友」だと感じるでしょう。

でも・・・。

もしあなたががまくんとよく似ているなら。

かえるくんは、すぐそばにいます。

あなたの内側に、いつでもいっしょにいます。


あなたに、あなたという親友がいるのだと気付かせてくれる絵本です。


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