世紀の対決もう最終回 ブログも生まれ変わって・・・

危機一髪のところで、ネズラは大怪獣ガラモンに助けられました。
「どうして、ここには人間がいないんだ！」ネズラは息を切らして言いました。
「ペリカン荘は、今引っ越しシーズンでね。みんな新しい生活を始めたんだ。大家のタマさんは、みんなを見送りに行ってるのさ」
「じゃあ、だれもここに住まないの？」
「タマさんとマルリちゃんだけだよ。とむって画家はパリに行くことになったんだ」
「じゃあじゃあ、このブログはどうなるの？」
「大丈夫、『空色ハチミツの瓶詰』なんていうタイトルのブログに変えたのさ、たった今」
「そんな・・・いやだい！」

ネズラはガラモンを振り切って走り出しました。

けれど、またも変な怪獣に行く手を遮られました。

「オレは何も言わないよ。だけどな、ネズラ、ペリカン荘が新しくなったら、お前だって快適に住めるんだぞ。大怪獣タムラと仲良くなれよ」

ネズラは考えました。ペリカン荘は無くなったんじゃない。新しくなったんだ。そうか。ちっともさみしくないんだ。

そこへ、大怪獣タムラがのっぺりやってきました。さきほどの平手打ちについては、何の反省もないようです。けれど、もうわだかまりはないようでした。というより、忘れているようでした。

「仲良くしようよ」

ネズラはタムラにそっと寄り添いました。

ペリカン荘に、平和がやってきました。おしまい。

・・・というわけで（なんのこっちゃ）ペリカン荘の住人達は、春のあたたかな日差しに「うっ」となりながら、引っ越してゆきました。つまり、バーチャルアパートだったペリカン荘は、ふつうのブログになりました（笑）あ、でもマルリさんと大怪獣（笑）タムラさんはまだいます。だからまだバーチャルはバーチャルなんですが。

作家として色々活動するのに、活動内容を人格化するとややこしいことになってくるので、ふつうにしたわけなんです。今後の詳しいことは、また明日にでも。それでは☆

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