ネコリンピック大会二日目 栄光はタムラの肉球に！

選手村にて休憩するタムラ選手。

解説：「さて、バンクーバー・ニャ輪も大会２日目、最終日です。解説は猫目、ゲストは猫井さん。

ゲスト：「盛り上がってまいりました。よろしくお願いします」

解：「カメラは選手村に密着です。おっと、タムラ選手、カメラは苦手でしょうか？」

ゲ：「かなり睨んでいます。半分箱を作りつつ、何かあれば攻撃をしかけるという体勢ですね」

解：「さあ、そんな『いい緊張と集中』で競技に入ってもらいましょう」

ゲ：「女子にしてはキツイ顔です」

種目：「新聞ゴロ寝読み」

解：「これは日ごろから新聞を読むという訓練の成果が試される競技です。しかも読む姿勢を評価する『技術点』、どんな寝方をするかの『工夫点』があります」

ゲ：「新しい技とはこれですね。新聞にくるまってテレビ欄を読んでいます」

解：「さあ、結果は！うーん、おしくも５位入賞となりました」

種目：「バッグインキャット」

解：「伝統的種目、『バッグインキャット』です。用意された競技用スポーツバッグに、すばやく入りタイムを競いますが、バッグから身体を美しく見せる「ニャンマーク」を入れないと上位は狙えません」

ゲ：「タムラ選手は『後方ツイスト横半回転』の大技でバッグインしました。タイムはどうでしょうか」

解：「ニャンマークは認定されました！さあ、タイムは？１０秒０２！銀メダルです！」

ゲ：「素晴らしいタイムです。一位とわずか０．０３秒差でした」

最終種目：「たまごパックを開けたときのビラビラをキャッチ」

解：「タムラ選手が最も得意とする種目、『たまビラ』です！これは、たまごのパックを開けるとき、

『ここからお開けください』の部分を引っ張るとプラスチックの切れはしが出来ます。

それを空中でキャッチしてタイムを競います」

ゲ：「この競技の難しいところは、キャッチするとき２本足で立つので腰の粘りが必要です。

また、キャッチしたときの写真が撮られ、表情も加点される『演技点』があなどれません」

GO!

解：「さーベルが鳴った！タムラ選手、肉球プレスの技でしっかり立ちました！」

ゲ：「いいスタートですよ」

解：「キャッチ認定！このあと自由演技です！」

OH!

解：「ビラビラを鋭い前歯で噛んで引き裂く真似をする『ダブルエアライオン』に挑戦してきたぁーー！！」

ゲ：「危険な技のため、成功すれば高得点ですが、どうでしょうか」

着地！

解：「タムラ選手フィニッシュです！着地点も申し分なし！」

ゲ：「これはいけそうです」

GOLD.....?

解：「電光掲示板を見るタムラ選手！はたして結果は？」

ゲ：「『ダブルエアライオン』は認定されていますよ」

解：「早くしないとキレそうです・・・・やった！やった！５０．８５！歴代最高点です！！ライオン系の技が始めて高得点につながりましたぁーー！」

ゲ：「今までライオン系はブチキレているだけだと言われてきましたが、ついに、ですね」

解：「これでタムラ選手は金２個、銀・銅各１個の計３個のメダル獲得！

次回のソチ・ニャ輪も見せてくれるでしょう！ありがとうございました」

ゲ：「夏のニャ輪にも出るでしょうねぇ。どうもでした」

長い日記をお読みいただきありがとうございました。タマより。

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