ぷちエッセイ6 夢を叶えたい

2010年4月12日月曜日

エッセイ

昨日で、『わが家の歴史』が終わりました。

戦後を生き抜いた家族ドラマは、これまで何度も制作されてきましたね。

そのたびに、人間は、強い。と感じてきました。

同時に、弱い生き物でもある。

こんな矛盾した性質をマーブル状にして、色んな色になれる人間って、素敵です。



ドラマの中で小説家(ホマキさんのダンナさん)が出てきました。

小説家のセリフは、タマを泣かせました。

「誰でも小説は1本書ける。作家になれるのは2本目があるかどうか」

「僕は凡人だ。だから凡人にしか書けない小説を書いた」

ドラマでは書きあげた作品がどうなったのか描いていませんでしたが、

そのあたりの重要度より、彼が10年間で何を考え、

どう結論を出したのかが、重要なのでしょう。

そうです、彼はあきらめませんでした。

たぶん、それが一番のメッセージなのだと思います。

よくみると、家族のだれもが、あきらめていません。



生きるというのは、すなわち、あきらめないこと。

ちまたでは「☆☆力」と、色んな単語に「ちから」をつけて、

抜きんでた人物になるための指南書があふれています。

たしか、「あきらめ力」なんてありませんでしたか?

でも、そもそも「ちから」が必要ないものにも「ちから」をつけて、

ある種の才能や、特技に仕立てようとしている気がしてなりません。


もしタマがベストセラー作家ならこのエッセイにも「ちから」があるのでしょうが、

なんせタマなもんで(笑)、お笑い草なのだろうと思います。


あきらめるって、「思うことをやめること」。

そうしたら、一人ステージから去らなくてはなりません。

あなたの手には、タマの手には、台本があります。

主人公が降板したら、ページはめくられません。

去るならば、別のステージの台本を用意してから。

だからタマは、まだステージを降りません。

と言っても、ステージ中央ではなく、舞台のソデで泣いたり落ち込んだりですけれど・・・。

それもまた、大切な役者修業でありましょう。


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